* 「竜馬がゆく」終了！ *

５，６，７，８巻、終了しました。
５，６巻で一回切って感想書こうと思ってたんですけど、
なんかキリが悪かったので全部読んでしまおうと。
そういうわけで、かなり遅くなりましたが感想です。

何がカッコイイって、
司馬遼の文ですよ！！！
誰が、とかじゃなくて、
この文が、もう最っ高にカッコイイんです。
抜粋するのはちょっとネタバレかなと思ったんですが、
二文だけさせて頂きます。
竜馬が死ぬ少し前のあの文。
「主題は、今尽きた。
　その死をくわしく語ることは、もはや主題のそとである。」
っっっ・・・カッコイイ・・・！！！
何がカッコイイって、実は竜馬を殺した人について、
何も書かれていないんです。
それ以前に、こんなに多くの事を書き綴っていてですよ！？
なんなんでしょう、このカッコよさは。

そして司馬遼の魅力をもう一つ。
近藤さんを例に取らせてもらいますと。
近藤さん、「燃えよ剣」では、悪者に見えるんです。
でもこの「竜馬がゆく」だと、すごくいい人に見えるんですよ。
当たり前って言ったら当たり前なんですけど、
ここら辺、司馬遼の偉大さを思い知らされました。
「竜馬がゆく」だけでなく、「燃えよ剣」も
同時進行で読んでいく事をお勧めいたします。
これを同時進行で書いていた司馬遼太郎を思いながら。

今、「獣の奏者」を貸してくれた友達のお父さんから
「坂の上の雲」を借りて読んでいます。
これも２冊ずつ、感想を書いていきたいと思っています。