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漫画やアニメが好きです。主にNARUTOを語っています。たまに二次創作もしてます。初めてきた方は「はじめに」を読んで下さい。 ※現在ほぼ更新停止状態ですが管理人は元気です。
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2009/05/30 (Sat)
あと一回でしゅーりょーです。
なんか・・・私18号のこと大好きなんですけど。
もうホントにこの漫画では
ピッコロさんの次に好きなんですけど!
・・・すみません・・・
悩んでます。18号。
あ、でも一応ここからは
けっこうラブラブなんで。
チチがオトナです。
なんだかんだでチチって
理想のお母さんだと思うんだ。

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「で。今日は一体どうしただ?」
いい香りのするコーヒーをことりと置きながら、
チチは18号に尋ねた。
「・・・・・・。」
18号は言いにくそうに下を向いている。
目を逸らし、口を開きかけては止めるという事を
数回繰り返した。
チチも、何も言わない。ただ待っていた。
しばらくして、ようやく決心がついたのか、
18号は顔を上げた。
「・・・クリリンに、結婚しないかと言われた。」
一言言ってしまえば、
あとは口が勝手に動いてくれた。
「あたしだって、嫌なわけじゃないんだ。
 クリリンのことは嫌いじゃない。
 でも・・・よく、分からない・・・。」
また俯いてしまった18号に、チチは優しく言った。
「おめぇ、昨日ここに来たとき、上着を断ったよな?」
「え・・・?」
いきなり何を言い出すのかと18号が顔を上げる。
「それでちょっと思ったんだが・・・
 おめぇ、人から親切にされるのとか苦手だべ?」
「・・・!!」
尋ねる口調のわりに自信の溢れた顔つきのチチに、
18号は目を見開いた。
―――そんな事、考えたこともなかった。
「おめぇにとっては愛もそれと同じで、
 自分が大切にされると
 どうしていいかわからなくなるだよ。」
にこっと、チチは笑った。
「『心がある』証拠だべ。
 結局、クリリンさんの事が好きなんだろ?」
何かが、パンッと弾けた気がした。

頭の中に、いつかの答えが出なかった疑問が流れた。

何で初めてクリリンに会ったときキスしたのか。
(最初から好きだったんじゃないか。)
何でクリリンは自分の爆弾を取ってくれたのか。
(クリリンも好きになってくれたんだ。)
何で自分はクリリンのところに来たのか。
(クリリンの近くに居たかったからだろ。)
何でいきなり尋ねてきた自分を、
クリリンは暖かく迎え入れてくれたのか。
(クリリンも、そう思ってくれたんだ。)
何でチチは孫悟空の死に関係がある自分に
笑いかけてくれたのか。
(あたしの『恋』に気付いていたのか。)
何で・・・こんな気持ちになるのか。
(・・・初めて、『恋』を知ったから―――。)

自分の中のもう一人の自分が、
『やっと気付いたのか』と笑っている。
ああ、あれは人間だった頃のあたしじゃないか・・・。

「違うけ?」
チチの挑戦するような声に、
18号は少し困ったように笑いながら、
静かに首を振った。

やっと・・・ここまで来た・・・。
そして、伏線回収しました。
・・・誰が覚えてるんだよこんな伏線・・・。
私自身ももう忘れかけてましたからね。
さて。次がラストです。
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