漫画やアニメが好きです。主にNARUTOを語っています。たまに二次創作もしてます。初めてきた方は「はじめに」を読んで下さい。
※現在ほぼ更新停止状態ですが管理人は元気です。
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女性
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妄想
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2015/08/05 (Wed)
ギネは甘い。およそ純粋なサイヤ人とも思えないほどに。
「あっ、バーダック! またそんな怪我して!」
非難と心配。器用に両方を含ませた色でオレを見上げるその目を。
……期待するようになったのはいつからだったか。
「すぐ治る。メディカルマシーンを使うまでもねぇ」
「……そう。……それなら、ちょっと待ってな」
一転。いいことを思いついたように輝いた目はオレから逸らされ、ぱたぱたと軽い足音を立ててギネは奥に引っ込んだ。何をする気なのか、オレが気付く前にギネが救急箱と共に戻って来る。
「ほら、腕出しな」
消毒液を取り出しながらの微笑みに、オレの口は何か悪態でもつこうとしたようだが、腕は素直にギネへと伸ばされた。
「すぐ終わるから、動くんじゃないよ」
さばさばした口調。思ったよりも慣れた手つき。
「……他のヤツにもやってんのか」
「え?」
「これ」
「え、ああ、手当てのこと? たまにね」
「そうか」
……いや、待て、おい、今のオレの質問おかしいだろ。嫉妬でもしてるみてぇじゃねぇか。何で聞いたんだ。
「何? 妬いてくれたのかい?」
ほら見ろ。やっぱ聞かなきゃよかった。
「妬いてねぇ」
「あはは、わかってるよ。冗談だって。……はい、終わり」
ぽん、とギネが巻き終わった包帯の上から傷口を叩く。
「つっ」
「あんまり無理しないでよ」
そう言って笑うギネは、少し寂しそうで、儚くて、綺麗だった。他のヤツにもこんな顔見せてんのかと考えて、今度こそ嫉妬心を自覚してしまったオレは、礼も言わずに急いでその場を立ち去った。
ギネは甘い。およそ純粋なサイヤ人とは思えないほどに。
その甘さがオレだけに向けられればいいのにと考え始めたオレが「結婚」という結論に行く着くのに、そう時間は掛からなかった。
バダギネの終わりについては「たったひとりの~」での先入観との
折り合いの付け方に未だ悩み中なので、始まりを考えてみた。
DBで夫が妻の尻に敷かれてない夫婦って貴重ですよね。
あとベジブルもそうなんだけど、この夫婦死んだ後会えないよなぁって。
べジータ様が自爆する前のピッコロさんのセリフから察するに、
いかに死に際が立派でもそれまでに善良な星の民を殺しまくってたら
地獄行きは逃れられないっぽいもんな。・・・切ない。
だからといってギネさんに地獄に行って欲しくは無い。
天国でいつかきちんと天寿を全うしたカカロットと再会して欲しい。
今まで特に読む気は無かったんだけれども、
映画だけならまだしも超のOPにジャコいらっしゃるから、
これは読まなきゃな感じだなと思って先月カラオケ行くの我慢して
お金にちょっと余裕できたから買ってみた。
読んだ。
感想。
高橋留美子さんが奈落戦前に七宝のほのぼの話を入れてきたのを読んだ感覚。
まさにあの感覚でした。
激しい戦いを期待した読者が持つちょっとした場違い感を上回る、
「作者様、これを楽しんで描いてるんだろうな」っていうあの感じ。
色んなこと忘れてひたすらほのぼのできた。
単行本一冊にしては厚かったけど、詰まること無くすらすら読めた。
強いて言うなら鳥山さんのもう少し本気出した精密な機械を拝みたかったな・・・
・・・なんて、まあマイナス面はそのくらい。
(そのマイナス面がデカイと言われちゃ反論できませんが!
やっぱみんな鳥山さんの神構成な機械が見たかったよね!)
・・・で。
それで、ですよ。
そんなほのぼの漫画を読んでいたはずなのに、
何でか読み終わってぶわわっと鳥肌が立ったんですよ。
・・・・・・続き、妄想100%バダギネ小話(つまりそーゆーことだ)。
映画だけならまだしも超のOPにジャコいらっしゃるから、
これは読まなきゃな感じだなと思って先月カラオケ行くの我慢して
お金にちょっと余裕できたから買ってみた。
読んだ。
感想。
高橋留美子さんが奈落戦前に七宝のほのぼの話を入れてきたのを読んだ感覚。
まさにあの感覚でした。
激しい戦いを期待した読者が持つちょっとした場違い感を上回る、
「作者様、これを楽しんで描いてるんだろうな」っていうあの感じ。
色んなこと忘れてひたすらほのぼのできた。
単行本一冊にしては厚かったけど、詰まること無くすらすら読めた。
強いて言うなら鳥山さんのもう少し本気出した精密な機械を拝みたかったな・・・
・・・なんて、まあマイナス面はそのくらい。
(そのマイナス面がデカイと言われちゃ反論できませんが!
やっぱみんな鳥山さんの神構成な機械が見たかったよね!)
・・・で。
それで、ですよ。
そんなほのぼの漫画を読んでいたはずなのに、
何でか読み終わってぶわわっと鳥肌が立ったんですよ。
・・・・・・続き、妄想100%バダギネ小話(つまりそーゆーことだ)。
ギネは甘い。およそ純粋なサイヤ人とも思えないほどに。
「あっ、バーダック! またそんな怪我して!」
非難と心配。器用に両方を含ませた色でオレを見上げるその目を。
……期待するようになったのはいつからだったか。
「すぐ治る。メディカルマシーンを使うまでもねぇ」
「……そう。……それなら、ちょっと待ってな」
一転。いいことを思いついたように輝いた目はオレから逸らされ、ぱたぱたと軽い足音を立ててギネは奥に引っ込んだ。何をする気なのか、オレが気付く前にギネが救急箱と共に戻って来る。
「ほら、腕出しな」
消毒液を取り出しながらの微笑みに、オレの口は何か悪態でもつこうとしたようだが、腕は素直にギネへと伸ばされた。
「すぐ終わるから、動くんじゃないよ」
さばさばした口調。思ったよりも慣れた手つき。
「……他のヤツにもやってんのか」
「え?」
「これ」
「え、ああ、手当てのこと? たまにね」
「そうか」
……いや、待て、おい、今のオレの質問おかしいだろ。嫉妬でもしてるみてぇじゃねぇか。何で聞いたんだ。
「何? 妬いてくれたのかい?」
ほら見ろ。やっぱ聞かなきゃよかった。
「妬いてねぇ」
「あはは、わかってるよ。冗談だって。……はい、終わり」
ぽん、とギネが巻き終わった包帯の上から傷口を叩く。
「つっ」
「あんまり無理しないでよ」
そう言って笑うギネは、少し寂しそうで、儚くて、綺麗だった。他のヤツにもこんな顔見せてんのかと考えて、今度こそ嫉妬心を自覚してしまったオレは、礼も言わずに急いでその場を立ち去った。
ギネは甘い。およそ純粋なサイヤ人とは思えないほどに。
その甘さがオレだけに向けられればいいのにと考え始めたオレが「結婚」という結論に行く着くのに、そう時間は掛からなかった。
バダギネの終わりについては「たったひとりの~」での先入観との
折り合いの付け方に未だ悩み中なので、始まりを考えてみた。
DBで夫が妻の尻に敷かれてない夫婦って貴重ですよね。
あとベジブルもそうなんだけど、この夫婦死んだ後会えないよなぁって。
べジータ様が自爆する前のピッコロさんのセリフから察するに、
いかに死に際が立派でもそれまでに善良な星の民を殺しまくってたら
地獄行きは逃れられないっぽいもんな。・・・切ない。
だからといってギネさんに地獄に行って欲しくは無い。
天国でいつかきちんと天寿を全うしたカカロットと再会して欲しい。
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