漫画やアニメが好きです。主にNARUTOを語っています。たまに二次創作もしてます。初めてきた方は「はじめに」を読んで下さい。
※現在ほぼ更新停止状態ですが管理人は元気です。
* カレンダー *
08 | 2024/09 | 10 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
* カテゴリー *
* プロフィール *
HN:
ライム
性別:
女性
趣味:
妄想
* カウンター *
2015/06/13 (Sat)
元々キバヒナファンだったんだけど公式見て・・・ってお方は
今このタイミングだからこそ筆を取ればいいと思うよ・・・!
息子の映画はやっぱちょっと怖いじゃん!
息子の方向性が固定されたらCP観念も固定されるとこあるじゃん!
公式CPは分かったけど息子の話はまだ、みたいな、
なんとも微妙なこの時期だからこそ書けないネタもあると思うよ・・・!
正直自分で書いた文じゃ萌えないんだよ人様のキバヒナもっと見たいんだよ
他の方々が書(描)かれたキバヒナは全部素晴らしいけど
圧倒的に供給が足りないんだよ需要に追い付いてないんだよ・・・!!!
・・・はい、えっと、注意事項。
・原作最終話・ザラスト共に完全無視
・ナルサク結婚してる
・前回の五日後くらいの話で二日遅れだけど紅先生誕生日ネタ
・引き続きキバ視点
よろしければ自己責任でどうぞー。
今このタイミングだからこそ筆を取ればいいと思うよ・・・!
息子の映画はやっぱちょっと怖いじゃん!
息子の方向性が固定されたらCP観念も固定されるとこあるじゃん!
公式CPは分かったけど息子の話はまだ、みたいな、
なんとも微妙なこの時期だからこそ書けないネタもあると思うよ・・・!
正直自分で書いた文じゃ萌えないんだよ人様のキバヒナもっと見たいんだよ
他の方々が書(描)かれたキバヒナは全部素晴らしいけど
圧倒的に供給が足りないんだよ需要に追い付いてないんだよ・・・!!!
・・・はい、えっと、注意事項。
・原作最終話・ザラスト共に完全無視
・ナルサク結婚してる
・前回の五日後くらいの話で二日遅れだけど紅先生誕生日ネタ
・引き続きキバ視点
よろしければ自己責任でどうぞー。
「紅先生、誕生日おめでとうございます!」
「ありがとう、ヒナタ」
ヒナタが笑う。先生も笑う。母ちゃんや姉ちゃんとは違う、柔らかい笑顔。何つーんだろこーゆーの。目の保養、か?
今日はオレ達がまだ下忍だったころの担当上忍、紅先生の誕生日で、今はヒナタとオレ、あとシノでお金出し合って買った花束をヒナタが代表で渡しているところだ。前もって家に行くと連絡しておいたからサプライズ要素は全くなかったけど、喜んでもらえたからよしとしよう。先生って全然老けねぇよな、子持ちって感じもあんまりしねぇ、すげぇ、なんてズレたことを考えながら盛り上げの為に拍手する。
「いぇーい! おめでとーございまーす!」
「……おめでとうございます」
「キバとシノも、ありがとう」
ユリとかバラとか、あんまり詳しくないオレでもわかるような花で構成されている花束は、先生によく似合っていた。先生にはちょっと派手なのが似合うと思う。
「あんた達、今日は用事ないの?」
「アカデミーは今日休みです」
「あー、オレも特に用事は」
「私も、今日は一日お休みです」
先生の質問に三者三様に答えると、先生は今まで以上に嬉しそうに笑った。
「そう! じゃ、秘蔵の出しちゃおっかな」
軽い足取りで奥に何かを取りに行った先生を見届けて、オレ達はボソリと呟く。
「アルコールか……」
「そうだろうね……」
「……そのようだな……」
別に酒は嫌いじゃないし仲間内で飲むのは気分も良くなるしむしろ好きだ。
が。
先生は、異常に強い。
第八班で飲み会のようなものをやったことはこれまでにも数回ある。けど先生が酔ってるとこなんて見たことねぇし、それ以前に出されるアルコールの度が高過ぎてオレとシノが先に参って終わるから先生が一人の時にどれくらいの量を飲むのかなんて知らない。ちなみにヒナタは下戸ってことで免除される。そして代わりにオレとシノが飲む。いや、先生が強要するわけじゃないけど変な男のプライドで飲まなきゃいけない気になる。一番最初の飲み会が終わった後は何でオレは嘘でも下戸と言わなかったのかと多少後悔した。
「わ、私、先生とめてこようか?」
で、多分ヒナタは自分だけ下戸宣言をしたことに罪悪感を持ってる。
「いやいいよ……先生の誕生日なんだから、な」
「その通りだ。一年に一度の誕生日で、先生が喜ぶのならオレ達の犠牲など安いものだ」
「キバくん、シノくん……」
「それに、ここに来る時点で覚悟してたしな」
「ああ、オレもだ」
「お前が罪悪感持つ必要なんてねーんだよ、わかったか? ヒナタ」
強がり半分、諦め半分でいつも以上に明るい笑顔をヒナタに向ける。ヒナタは二秒ほどじっとオレを見て、小さく微笑んで頷いた。
平静を装いながら、オレの心臓はばくばく言っている。
最近、ヒナタがじっとオレを見ることが多くなった。原因はハッキリしてる。オレが告白したからだ。当たって砕ける覚悟だったが、ヒナタは返答を一週間先延ばしてくれた。まさに友達以上、恋人未満な状態。今更自分を作っても意味ねぇから、できるだけ今まで通りヒナタと接してる。そう、オレの態度は今まで通り。……な、ハズだ。ヒナタの意識が変わっただけだ。ヒナタはオレが告白した後から、オレを仲間としてじゃなくて、自分に好意を持ってる男として見ようと頑張ってくれてる。そう、見られてるってわかると、今の自分の発言は、行動は、ヒナタ的にどうだったんだろうかと一々考えてしまって、心臓の休まる暇がない。クッソ、短いと思ってたけど長ぇよ一週間!
「ハイ、キバもシノも飲むでしょ? ヒナタは紅茶でいい?」
オレが勝手にドキドキしている内に奥から出て来た先生が、一杯の紅茶と一緒に見るからに度数の強そうな瓶をテーブルに置いた。うわぁ、と声が出そうになったのをなんとか飲み込む。
「あ、はい、紅茶でいいです。わざわざありがとうございます、先生」
「いいのよ。さ、飲みましょうか」
あ、ハイ、ありがとうございます、と、こちらもしどろもどろにお礼を言って、注がれたアルコールを少し飲む。自分を作る気なんてない、……でも、アルコールで撃沈するところなんて好きな女に見られたくないに決まってる。オレはコップに口を当てながら、極力飲まないようにほんの少しずつ口に入れた。
飲みながらの話はお互いの近況報告がメインだ。先生は特にシノの話を聞きたがった。アカデミーの子供たちの元気いっぱいな様子を思い浮かべ、顔を綻ばせている。オレも結構ちゃんと教師やってるシノの話に食い付いて、質問を重ねた。ヒナタも楽しそうに聞いている。いい雰囲気だった。
……突然、先生が話題を変えるまでは。
「ナルトとサクラが結婚したけど、ヒナタはどうなの?」
オレは石のように固まった。
「え、先生、私は……」
「あなたがナルトのこと好きだったのは知ってたからちょっと心配だったんだけど、今日の様子見てる限りあんまり気にしてないみたいだし。もしかして他に好きな人出来たんじゃないの?」
何それ女って怖い。
先生の観察眼にアルコール以上の衝撃を受けながら、バッとヒナタを見る。ここでヒナタが何て答えるかで、オレに可能性があるのかないのかちょっとはわかるんじゃないかと思った。あまりに長い一週間にもうオレの心臓は疲れ切っていた。もう答えがどっちであっても早く知りたかった。
「あ、えっと、その、」
ヒナタは困ったように笑ったまま、ぼっと顔全体を赤くした。オレは再度石化する。
「ふ~ん、その反応は……いるのね、相手が。シノー、誰だか知ってる?」
石化したまま、先生のセリフに一瞬、何か違和感を覚えた。正体に気付く前にシノが答える。
「オレは知りません。……ただ、オレの横でさっきからキバがヒナタを見たまま微動だにしません」
「へえ~」
あんまりな会話に、オレは錆びた機械のように首を回して、顔を二人に向ける。無表情なシノと、楽しそうな先生が見える。……途端に気付いた。違和感の正体。先生は、何度かオレの仲間に対する鋭さを褒めてくれたことがある。「ヒナタとシノのことならキバに聞くのが一番ね」と言って、二人のことならいつも最初にオレに聞いてきてくれた。
なのに、さっきはどうだ? ヒナタのことを、最初にシノに聞いた……?
「……あ、の、先生、」
「どうしたの? キバ」
「……え、あの、……いつから、どこまで気付いて」
「さあ?」
心底楽しそうな先生に確信する。さっきはわざとだ。オレが当事者だとわかってたからシノに聞いたんだ。しかもシノもある程度わかってるっぽくなかったか!?
「……あっ、あの! 私とキバくんはまだ付き合ってな……」
「そう、『まだ』付き合ってはないのね」
「…………」
助け船を出そうとしてくれたんだろうヒナタが返り討ちに遭うのを、オレはアルコールのせいではなしに、顔を真っ赤にして見届けることしか出来なかった。
・END・
キバヒナと言うより第八班ですねこれは! 第八班大好きだよ!
おそらく一週間と言わず三日くらいでヒナタの中で答えは出てます。
続き書くなら今度はヒナタ視点から書きたいなぁ。
「ありがとう、ヒナタ」
ヒナタが笑う。先生も笑う。母ちゃんや姉ちゃんとは違う、柔らかい笑顔。何つーんだろこーゆーの。目の保養、か?
今日はオレ達がまだ下忍だったころの担当上忍、紅先生の誕生日で、今はヒナタとオレ、あとシノでお金出し合って買った花束をヒナタが代表で渡しているところだ。前もって家に行くと連絡しておいたからサプライズ要素は全くなかったけど、喜んでもらえたからよしとしよう。先生って全然老けねぇよな、子持ちって感じもあんまりしねぇ、すげぇ、なんてズレたことを考えながら盛り上げの為に拍手する。
「いぇーい! おめでとーございまーす!」
「……おめでとうございます」
「キバとシノも、ありがとう」
ユリとかバラとか、あんまり詳しくないオレでもわかるような花で構成されている花束は、先生によく似合っていた。先生にはちょっと派手なのが似合うと思う。
「あんた達、今日は用事ないの?」
「アカデミーは今日休みです」
「あー、オレも特に用事は」
「私も、今日は一日お休みです」
先生の質問に三者三様に答えると、先生は今まで以上に嬉しそうに笑った。
「そう! じゃ、秘蔵の出しちゃおっかな」
軽い足取りで奥に何かを取りに行った先生を見届けて、オレ達はボソリと呟く。
「アルコールか……」
「そうだろうね……」
「……そのようだな……」
別に酒は嫌いじゃないし仲間内で飲むのは気分も良くなるしむしろ好きだ。
が。
先生は、異常に強い。
第八班で飲み会のようなものをやったことはこれまでにも数回ある。けど先生が酔ってるとこなんて見たことねぇし、それ以前に出されるアルコールの度が高過ぎてオレとシノが先に参って終わるから先生が一人の時にどれくらいの量を飲むのかなんて知らない。ちなみにヒナタは下戸ってことで免除される。そして代わりにオレとシノが飲む。いや、先生が強要するわけじゃないけど変な男のプライドで飲まなきゃいけない気になる。一番最初の飲み会が終わった後は何でオレは嘘でも下戸と言わなかったのかと多少後悔した。
「わ、私、先生とめてこようか?」
で、多分ヒナタは自分だけ下戸宣言をしたことに罪悪感を持ってる。
「いやいいよ……先生の誕生日なんだから、な」
「その通りだ。一年に一度の誕生日で、先生が喜ぶのならオレ達の犠牲など安いものだ」
「キバくん、シノくん……」
「それに、ここに来る時点で覚悟してたしな」
「ああ、オレもだ」
「お前が罪悪感持つ必要なんてねーんだよ、わかったか? ヒナタ」
強がり半分、諦め半分でいつも以上に明るい笑顔をヒナタに向ける。ヒナタは二秒ほどじっとオレを見て、小さく微笑んで頷いた。
平静を装いながら、オレの心臓はばくばく言っている。
最近、ヒナタがじっとオレを見ることが多くなった。原因はハッキリしてる。オレが告白したからだ。当たって砕ける覚悟だったが、ヒナタは返答を一週間先延ばしてくれた。まさに友達以上、恋人未満な状態。今更自分を作っても意味ねぇから、できるだけ今まで通りヒナタと接してる。そう、オレの態度は今まで通り。……な、ハズだ。ヒナタの意識が変わっただけだ。ヒナタはオレが告白した後から、オレを仲間としてじゃなくて、自分に好意を持ってる男として見ようと頑張ってくれてる。そう、見られてるってわかると、今の自分の発言は、行動は、ヒナタ的にどうだったんだろうかと一々考えてしまって、心臓の休まる暇がない。クッソ、短いと思ってたけど長ぇよ一週間!
「ハイ、キバもシノも飲むでしょ? ヒナタは紅茶でいい?」
オレが勝手にドキドキしている内に奥から出て来た先生が、一杯の紅茶と一緒に見るからに度数の強そうな瓶をテーブルに置いた。うわぁ、と声が出そうになったのをなんとか飲み込む。
「あ、はい、紅茶でいいです。わざわざありがとうございます、先生」
「いいのよ。さ、飲みましょうか」
あ、ハイ、ありがとうございます、と、こちらもしどろもどろにお礼を言って、注がれたアルコールを少し飲む。自分を作る気なんてない、……でも、アルコールで撃沈するところなんて好きな女に見られたくないに決まってる。オレはコップに口を当てながら、極力飲まないようにほんの少しずつ口に入れた。
飲みながらの話はお互いの近況報告がメインだ。先生は特にシノの話を聞きたがった。アカデミーの子供たちの元気いっぱいな様子を思い浮かべ、顔を綻ばせている。オレも結構ちゃんと教師やってるシノの話に食い付いて、質問を重ねた。ヒナタも楽しそうに聞いている。いい雰囲気だった。
……突然、先生が話題を変えるまでは。
「ナルトとサクラが結婚したけど、ヒナタはどうなの?」
オレは石のように固まった。
「え、先生、私は……」
「あなたがナルトのこと好きだったのは知ってたからちょっと心配だったんだけど、今日の様子見てる限りあんまり気にしてないみたいだし。もしかして他に好きな人出来たんじゃないの?」
何それ女って怖い。
先生の観察眼にアルコール以上の衝撃を受けながら、バッとヒナタを見る。ここでヒナタが何て答えるかで、オレに可能性があるのかないのかちょっとはわかるんじゃないかと思った。あまりに長い一週間にもうオレの心臓は疲れ切っていた。もう答えがどっちであっても早く知りたかった。
「あ、えっと、その、」
ヒナタは困ったように笑ったまま、ぼっと顔全体を赤くした。オレは再度石化する。
「ふ~ん、その反応は……いるのね、相手が。シノー、誰だか知ってる?」
石化したまま、先生のセリフに一瞬、何か違和感を覚えた。正体に気付く前にシノが答える。
「オレは知りません。……ただ、オレの横でさっきからキバがヒナタを見たまま微動だにしません」
「へえ~」
あんまりな会話に、オレは錆びた機械のように首を回して、顔を二人に向ける。無表情なシノと、楽しそうな先生が見える。……途端に気付いた。違和感の正体。先生は、何度かオレの仲間に対する鋭さを褒めてくれたことがある。「ヒナタとシノのことならキバに聞くのが一番ね」と言って、二人のことならいつも最初にオレに聞いてきてくれた。
なのに、さっきはどうだ? ヒナタのことを、最初にシノに聞いた……?
「……あ、の、先生、」
「どうしたの? キバ」
「……え、あの、……いつから、どこまで気付いて」
「さあ?」
心底楽しそうな先生に確信する。さっきはわざとだ。オレが当事者だとわかってたからシノに聞いたんだ。しかもシノもある程度わかってるっぽくなかったか!?
「……あっ、あの! 私とキバくんはまだ付き合ってな……」
「そう、『まだ』付き合ってはないのね」
「…………」
助け船を出そうとしてくれたんだろうヒナタが返り討ちに遭うのを、オレはアルコールのせいではなしに、顔を真っ赤にして見届けることしか出来なかった。
・END・
キバヒナと言うより第八班ですねこれは! 第八班大好きだよ!
おそらく一週間と言わず三日くらいでヒナタの中で答えは出てます。
続き書くなら今度はヒナタ視点から書きたいなぁ。
PR
この記事にコメントする